出典:https://www.kawasaki.co.th/motorcycle/z650rs#
今回はKawasakiのZ650RSを紹介したいと思います。発売予定日:2022年4月28日
今現在KawasakiのZ900RSの人気が非常に高く、プレミア状態になっている中その弟分であるZ650RSが発売されました。価格が約100万円〜と大型ミドルクラスとしてはやや高い印象ですが、その種明かしも含めてZ650RSの魅力を紹介したいと思います。
主要スペック
ネーム | Z650RS | SV650X | 新XSR700 | |
---|---|---|---|---|
全長 | 2065mm | 2140mm | 2075mm | |
全幅 | 800mm | 730mm | 820mm | |
全高 | 1115mm | 1090mm | 1130mm | |
シート高 | 800mm | 790mm | 835mm | |
最低地上高 | 125mm | 135mm | 140mm | |
ホイールベース | 1405mm | 1450mm | 1405mm | |
燃料消費 WMTCモード値 | 23.0Km/L | 24.4Km/L | 24.6Km/L | |
燃料タンク容量 | 12.0L | 14.0L | 13.0L | |
車両重量 | 188kg | 199kg | 188kg | |
最小回転半径 | 2.6m | 3.3m | N/A | |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ | 水冷4ストローク90°Vツイン/DOHC4バルブ | 水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ | |
総排気量 | 649cm3 | 645cm3 | 688cm3 | |
最高出力Kw(PS) | 50KW(68PS)8000回転 | 53KW(72PS)8500回転 | 54KW(73PS)8750回転 | |
最大トルクN・m(kgf・m) | 63N・m(6.4kgf・m)6700回転 | 63N・m(6.4kgf・m)6800回転 | 67N・m(6.8kgf・m)6500回転 | |
内径×行程 / 圧縮比 | 83.0×60.0/10.8:1 | 81.0×62.6/ 11.2 : 1 | 80.0✕68.5/11.5:1 | |
エンジンオイル容量 | 2.3L | 3.0L | 3.0L | |
変速比 | 1速 | 2.437 | 2.461 | 2.846 |
2速 | 1.714 | 1.777 | 2.125 | |
3速 | 1.333 | 1.38 | 1.631 | |
4速 | 1.111 | 1.125 | 1.300 | |
5速 | 0.965 | 0.961 | 1.090 | |
6速 | 0.851 | 0.851 | 0.964 | |
一次減速比/二次減速比 | 2.095/3.066 | 2.088 / 3.066 | 1.925/2.687 | |
キャスター角度 | 24゜00′ | 25゜00′ | 24゜30′ | |
トレール量 | 100mm | 106mm | 90mm | |
フレーム形式 | ダイヤモンド | ダイアモンド | ダイヤモンド | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック | テレスコピック | テレスコピック |
後 | スイングアーム | スイングアーム | スイングアーム | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | 120/70ZR17M/C(58W) | 120/70ZR17M/C (58W) |
後 | 160/60ZR17M/C (69W) | 160/60ZR17M/C(69W) | 180/55ZR17M/C (73W) | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク | 油圧式ダブルディスク | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | 油圧式シングルディスク | 油圧式シングルディスク | |
税込み価格 | 1012000円 | 847000円 | 935000円 |
Z650からの主な変更点が
- 軸間距離1410mm→1405mm
- 最低地上高130mm→125mm
- シート高790mm→800mm
- ベースのZ650よりも1キロ軽い
- タンクが15L→12Lに変更
と細かく変わっていますが基本的な性能はZ650と一緒です。
またライバル車種であるSV650XやXSR700と比較するとエンジンスペックはやや劣る印象ですが、最小旋回半径や取り回しの良さなどの操作性が勝ってるといった具合です。(ほぼ誤差みたいなものですが)
フレーム&エンジン

- 13.5kgの軽量トレリスフレーム
- シートレールがZ650RS専用に変わってます
- マフラーがすこし形状が変わってます

- 見た目が少し変わったけどZ650と共通エンジン
- Z900RSみたいにダミーの空冷フィンはついてないよ。
- アシスト&スリッパークラッチついてます。
- 電子制御はABSのみ
メーター周り

- アナログ速度メーター
- アナログタコメーター
- ギヤポジションインジケーター
- オドメーター
- デュアルトリップメーター
- 燃料計
- 航続可能距離
- 瞬間/平均燃費
- 水温
- 時間
- エコノミカルライディングインジケーター
と多機能メーターです。必要な機能も一通り揃ってる感じ。
しかし・・・しかしですよ!ベースとなっているZ650のメーターは
- 4.3インチフルデジタルTFTカラー液晶スクリーン
- デジタルスピードメーター
- デジタルバースタイルタコメーター
- ギヤポジションインジケーター
- シフトアップインジケーターランプ
- 燃料計
- オドメーター
- デュアルトリップメーター
- 瞬間/平均燃費
- 航続可能距離
- 平均速度
- アワーメーター
- 水温
- 時計
- 電圧計
- カワサキサービスリマインダー
- オイル交換リマインダー
- エコノミカルライディングインジケーター
とベースになっているZ650のほうが多機能なだけじゃなくBluetoothを内蔵し、自分のスマホと連携可能。
Vehicle Info(車両情報)
燃料計、オドメーター、メンテナンススケジュールなどの情報を、スマートフォン経由で閲覧できます。
Riding Log(ライディングログ)
GPS ルート情報を記録し、スマートフォン経由で閲覧できます。Telephone notices(電話通知)
スマートフォンの電話着信、メール受信情報を車両ディスプレイに表示。
Tuning – General Settings(チューニング – 一般設定)
スマートフォンから、表示単位の変更や日時の設定などができます。アプリを立ち上げて走行している間は、車両とスマートフォンは常時接続しており、エンジンが停止すると最新の車両情報がアプリに保存され、スマートフォンで閲覧できます。
とメーターの機能で言ったら完封レベルでZ650の方が優れています
出典:https://www.kawasaki.co.th/motorcycle/z650-2020
タンク周り

- Z900RSよりも細身のタンクです。
- ハンドルもやや絞ったような印象を受けます
足回り


- サスペンションはフロントにφ41mmの正立フォーク
- リアにはプリロード調整可能なリンク式サスペンション
- フロントブレーキにツインピストンキャリパー、300mmダブルディスク
- リアブレーキにシングルピストンキャリパー、200mmシングルディスク
- ボッシュ製アドバンストABSを装備
- スポークホイール調のゴールドカラー、Z900RSと同じ鍛造カッコいいですね
ヘッドライト&テールライト周り


- オールLEDです
- Z900RSよりも小型LEDヘッドライト
- LEDウィンカー、LEDリアランプ
その他装備
ETC2.0車載器キット
ヘルメットホルダーを標準装備
Kawasakiの標準装備であるETC、後付けすると結構良いお値段するので最初からついているのは嬉しい
またZ650RSはKawasakiCAREモデルであり、安心安全のアフターケアがKawasakiから提供されます
価格
- Z650RS 税込1,012,000円
- Z650RS 50th Anniversary 税込1,100,000円
比較対象
- XSR700 税込935,000円
- CB650R 税込979,000円
- SV650X 税込847,000円
Z650RS大型ミドルクラスのネオレトロ系ではが一番高く、ベースになっているZ650から約15万円の値上げをしています。それどころかSV650Xの方がZ650より安いといった具合で、ただ単にネオレトロ系バイクを乗りたいならSV650Xを買うのが一番オトクだったりします。
しかしZ650RS最大の特徴と言えるのがKawasakiCAREモデルという事です
1ヶ月目初回1ヶ月点検+オイル交換
6ヶ月目プラザ安心点検
12ヶ月目法定12ヶ月点検+オイル交換
18ヶ月目プラザ安心点検
24ヶ月目法定12ヶ月点検+オイル交換
30ヶ月目プラザ安心点検
を全て無料でやってくれます!実質2年半はメンテナンスフリーと考えればお買い得なのかもしれません。もし全て有料で支払った場合15万近く支払うことになるので、金額的にも労力的にもかなりお得と言えます。(自分でメンテしたいorできる人はいらないと言うかもしれませんが)
注意点としては社外マフラーや違法改造をするとプラザで点検を受けれなくなることがあるのでそこだけは注意してください。
まとめ
今回はKawasakiのZ650RSを紹介しました。ベースとなっているZ650より15万以上の値上りをしていますが、拘った外装、KawasakiCAREモデルなのでメンテナンスが2年半実質無しとスペック以外でお金が掛かっている印象です。
しかしカタログ上のエンジンスペックは他社にやや劣っていますが、大型ミドルクラスのネオレトロバイクではXSR700と同じ最軽量の188kgと最小旋回半径2.6mなど取り回しに特化したバイクであり扱いやすそうな印象を受けます
ただし問題点といえばカワサキプラザが近くにないと買えないor買ってもメンテナンスを受けに行きにくいと言ったことが起こりますので自身の住んでいる場所によってはよく考えたほうが良さそうです。
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