バイクでカスタムの定番といえば、マフラーや外装、またはサスペンションやタイヤまで様々なカスタムがありますがその中でもここ近年になって登場したカスタムであるウイングレットを紹介したいと思います。
目次
ウイングレットとは?メリット・デメリット
出典:SUZUKI公式https://www1.suzuki.co.jp/motor/sports/race/motogp.php
MotoGPで2016年頃から見かけるようになったカウル前方に付いている「羽」のことであり、主にダウンフォースを発生させて加速時のフロントアップ抑制やブレーキング時のグリップ力アップやコーナリング時の安定性向上などメリットとして挙げられます。
スポイラーによる効力は80Km/hから発生しはじめ、200Km/h時には2kg/fのダウンフォースを発生させます。(車両により数値は異なります)
出典:プーチhttps://puig.jp/sidedownforcespoiler/all/sidedownforcespoiler.php
デメリットは主にコーナリング時のハンドルが重くなる、空気抵抗が上がるため最高速が下がるなどが挙げられます
出典:ドゥカティ公式パニガーレV4https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/panigale/panigale-v4
初期のmotoGPでは上の画像のような突起した1枚羽でしたがライダーにぶつかったら危ないと言う意見から、現在のような形が大半です。
国産メーカーでウイングレットが装備されているバイク
現在ウィングレットを標準で装備、もしくはそれに準ずる装備を持っている国産バイクを5台紹介します。
CBR1000RR-R
出典:HONDA公式CBR1000RR-Rhttps://www.honda.co.jp/CBR1000RRR/design/
見た感じ付いていないように見えますが、実は正面から見ると3枚の羽が左右に付いています。

CBR600RR
国産のSSでは一番わかり易い形状をしています。1000RR-Rと600RRを一瞬で見分けるポイントです
Ninja H2 & SXシリーズ
出典:kawasaki公式https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjah2carbon/
国産バイクではおそらくH2Rが一番最初にウイングレットを付けました。ミラー位置やサイドカウルなどに大きめの羽がついています。
公道走行可能なH2カーボンやH2SXやや小さめの羽がサイドカウルについています。
Ninja ZX-10R
出典:kawasaki公式NinjaZX-10Rhttps://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjazx-10r/
国産で一番わかりにくいウイングレットがこのNinja ZX-10Rです。フロントマスクの両頬に空いている穴がそうらしいですが、最初はただの空気穴かと思いました
GSX-S1000
出典:SUZUKI公式GSX-S1000https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjazx-10r/
最後に紹介するのがウイングレットを装備してることすら知られていないであろう、このGSX-S1000です。
上記のバイクは皆サーキットで300㎞走行するようなSSか直線モンスターマシンですが、このバイクはいくらSS譲りのエンジンとは言え、一般道向けのバイクなので付いてるのが意外です。
ただの飾りか、もしくは想像以上に効果があるのか、SUZUKIさんは質実剛健なイメージが有るので後者だと思いたいです。
カスタムパーツとしてのウイングレット

Puig 9738A SIDE SPOILER WINGLET [BLUE] GSX-R1000 (17-20)/ GSX-R1000R (17-20) プーチ サイド スポイラー ウィングレット

Puig 3739N SIDE SPOILER WINGLET [BLACK]YAMAHA YZF-R3 (19-21)プーチ サイドスポイラー ウイングレット ダウンフォース
おすすめはプーチが出しているウイングレットがオススメです。Amazonなどで3000円くらいの安いウイングレットは両面テープで貼り付けるタイプだったり、空気抵抗も考えてないただの飾りなのでせっかくカスタムするなら質感も実績もあるこちらをおすすめします。
それかせめてネジで止めるタイプにしましょう。走行中に落脱したら大変ですからね。
まとめ
今回は国産バイクのみで解説しましたが海外メーカーはドゥカティをはじめアプリリアなども積極的に市販車に付けている装備です。
日本の一般道では60㎞までなので加速時のフロントアップ抑制の効果はあまりわからないかもしれませんが、フロントに荷重を少しでも乗せてカーブを気持ちよく曲がりたいたい人向けの装備と言えます。
もしかしたらそのうちスポーツバイク=フルカウル、倒立フォーク、セパハン、ウイングレットじゃないと売れなくなるかもしれませんね。
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