出典:https://www.yamaha-motor.eu/de/de/products/motorcycles/sport-heritage/xsr700-2022/
今回は日本でもマイナーチェンジが発表されたXSR700を紹介していきたいと思います。
XSR700はMT-07ベースのネオレトロ系バイクであり、2016年の発売当初はEUではそこそこヒットしたんですが、日本来たときはでは兄貴分のXSR900のほうが税込み約104万円、XSR700が約90万円とMT-07ベースにしては割高感があり、スペックも高かったXSR900のほうが人気がありました。
しかし100万を切る車体価格に優秀なエンジン、カスタムを前提としたフレームなど「イジるバイク・カスタムベース」としてのポテンシャルは非常に高いバイクです
主要スペック
ネーム | 新XSR700 | 旧XSR700 | MT-07 | |
---|---|---|---|---|
全長 | 2075mm | 2075mm | 2085mm | |
全幅 | 820mm | 820mm | 780mm | |
全高 | 1130mm | 1130mm | 1105mm | |
シート高 | 835mm | 835mm | 805mm | |
最低地上高 | 140mm | 140mm | 140mm | |
ホイールベース | 1405mm | 1405mm | 1400mm | |
燃料消費 WMTCモード値 | 24.6Km/L | 23.9Km/L | 24.6Km/L | |
燃料タンク容量 | 13.0L | 13.0L | 13.0L | |
車両重量 | 188kg | 186Kg | 184kg | |
エンジン種類 | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ | |||
総排気量 | 688cm3 | |||
最高出力Kw(PS) | 54KW(73PS)8750回転 | 54KW(73PS)9000回転 | 54KW(73PS)8750回転 | |
最大トルクN・m(kgf・m) | 67N・m(6.8kgf・m)6500回転 | 68N・m(6.9kgf・m)6500回転 | 67N・m(6.8kgf・m)6500回転 | |
内径×行程 / 圧縮比 | 80.0mm×68.5mm/11.5 : 1 | |||
エンジンオイル容量 | 3.0L | |||
変速比 | 1速 | 2.846 | ||
2速 | 2.125 | |||
3速 | 1.631 | |||
4速 | 1.300 | |||
5速 | 1.090 | |||
6速 | 0.964 | |||
一次減速比/二次減速比 | 1.925/2.687 | |||
キャスター角度 | 24゜30′ | 25゜00′ | 24゜50′ | |
トレール量 | 90mm | |||
フレーム形式 | ダイヤモンド | |||
懸架方式 | 前 | テレスコピック | ||
後 | スイングアーム | |||
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | ||
後 | 180/55ZR17M/C (73W) | |||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスクブレーキ | ||
後 | 油圧式ディスクブレーキ | |||
価格 | 935,000円 | 916,300円 | 814,000円 |
カタログスペックに関してはエンジンが新型MT-07と共通化、車重が+2kg 、キャスター角度の変更くらいでそこまで大きな変化はありません。
またエンジンがMT-07と一緒なので、電子スロットルやクイックシフター、走行モード変更などの電子系もありません。
エンジン
出典:https://www.yamaha-motor.eu/de/de/products/motorcycles/sport-heritage/xsr700-2022/
YAMAHAのエンジンで最も成功している「CP2エンジン」。あまりの名機すぎて、MT-07、XSR700、YZF-R7、テネレ700、TRACER 7(日本未発売)と沢山兄弟車がいます。
排気量688cc4ストローク水冷2気筒270°クランクエンジンで特徴としては軽量、コンパクト、トルクフル、扱いやすいと四拍子そろったエンジンです。
フレーム
出典:https://www.yamaha-motor.eu/de/de/products/motorcycles/sport-heritage/xsr700-2022/
旧XSR700と共通、XSR700フレームの特徴としてシートレールが取り外し可能です。がっつりカフェレーサーカスタムしたい人には助かる仕様。
メーター周り
出典:https://www.yamaha-motor.eu/de/de/products/motorcycles/sport-heritage/xsr700-2022/
反転液晶メーターに変更してよりプレミアム感を出してきました。
さらにメーターの位置が変更、前方に突き出る形になりました。
- デジタルスピードメーター
- デジタルタコメーター
- ギアポジション
- 燃料計
- ツイントリップ
- 時計
多機能メーターです。
タンク周り
出典:https://www.yamaha-motor.eu/de/de/products/motorcycles/sport-heritage/xsr700-2022/
マイナーチェンジ初年度はカラーリングがRZ350風とブラックメタリックXの2種類です。


足まわり
出典:https://www.yamaha-motor.eu/de/de/products/motorcycles/sport-heritage/xsr700-2022/
ブレーキディスクが282mm→298mmと大型化、フロントサスペンションの改良、タイヤがミシュランロード5に変更と足まわりは結構変化しました。
ヘッドライト&テールランプ&ウインカー
出典:https://www.yamaha-motor.eu/de/de/products/motorcycles/sport-heritage/xsr700-2022/
ヘッドライト、ウィンカー、テールランプが全部LEDになりました。特にヘッドライトは旧型にくらべて小さくなったのでこれは好みが分かれる所です。(旧型の方がクラシック感が強め)
新旧XSR700全体比較

- ヘッドライトの変更
- ヒートガードの追加
- ウィンカー変更
- メーターの位置が変更
- カラー変更
外観の大きな違いはこの辺です
価格
価格は18,700円上昇して93万5000円になりました。ヘッドライトやウィンカーのLED化やタイヤの変更、ヒートガードの追加してますので誤差みたいなものです。



国内4メーカーが作っている大型ミドルクラスネオレトロ、どれも甲乙つけがたいバイクがそろっているので購入する場合は是非悩みまくってください!
まとめ
どのメーカーも力を入れている大型ミドルクラスのネオレトロバイク、その中でもXSR700はカスタムベース向けな仕様になっています。
また2016年の発売当初にくらべたら他のバイクの値上がりもあり割高感も薄くなってきました。むしろ大型ミドルネオレトロでは安いです。
「とことん楽しむ」が今回のXSR700のテーマなので速さを求めるよりも、おしゃれなカスタムやカジュアルなスタイルでツーリングや日常の買い物をバイクで楽しむと面白いかもしれないですね。
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