【カフェレーサー】HAWK11についてまとめてみた【HONDA】

HONDA

https://hondago-bikerental.jp/bike-lab/mcs2022/model/hawk11/

今回はアフリカツインをベースにしたNEWモデルであるカフェレーサー「HAWK11」(ホークイレブン)について紹介したいとおもいます。

今回HAWK11のキャッチコピーが「スペックのみにとらわれないモーターサイクル」とHONDAさんが掲げており、見た目とは裏腹に現代のスーパースポーツやリッターオーバーのバイク達ほどの化け物じみたスペックではないでしょう、しかしアフリカツイン譲りのトルクフルでトラクションに優れたな2気筒エンジンを持ち、峠道をトルクにものを言わせてぐんぐん登るようなバイクだと思います。

HAWKと聞いたらひょっとしたら族車の方を想像する人がいるかもしれません。ちなみにHAWKと名がつくバイクはHAWK、HAWKⅡ、HAWKⅢ、SUPER HAWKⅢ、HAWK CB250T、HAWK CB250N、SUPERHAWK250、NIGHT HAWK250、NIGHT HAWK750と過去に日本では9種類ほど発売されていました。NIGHT HAWK750以外は全て2気筒エンジンであり、HAWKと言えば2気筒なのでしょう。

そして今回発表されたHAWK11はアフリカツインベースで、NT1100やRebel1100と同じようにエンジンやフレームの一部、パーツの一部を共通化して低コスト化と生産性を確保したモデルになります。

HAWK11はNT1100やRebel1100のようなゆったりとしたスタイルとは違いカフェレーサーらしくかなりのスポーツ走行向けなスタイルとなっており、かなりの前傾姿勢と足付きの悪さが目立ちます。

主要スペック

【】DCTモデル DCTモデルのみ
ネーム HAWK11 Rebel1100 NT1100
全長 N/A 2240mm 2240mm
全幅 N/A 850mm【830mm】 865mm
全高 N/A 1115mm 1360mm
シート高 N/A 700mm 820mm
最低地上高 N/A 120mm 173mm
ホイールベース N/A 1520mm 1535mm
燃料消費 WMTCモード値 Km/L 18.7Km/L 19.3Km/L
燃料タンク容量 N/A 13.0L 20.0L
車両重量 N/A 223kg【233kg】 248Kg
最小回転半径 N/A 2.9m 2.8m
エンジン種類 水冷2気筒/SOHC4バルブ 水冷2気筒/SOHC4バルブ 水冷2気筒/SOHC4バルブ
総排気量 1082cm3 1082cm3 1082cm3
最高出力Kw(PS) KW(PS)回転 64KW(87PS)7000回転 75Kw(102PS)7500回転
最大トルクN・m(kgf・m) N・m(kgf・m)回転 98N・m(10.0kgf・m)4750回転 104N・m(10.6kgf・m)6250回転
内径×行程 / 圧縮比 92.0✕81.4/ 10.1:1 92.0✕81.4/ 10.1:1 92.0✕81.4/ 10.1:1
エンジンオイル容量 5.2L 5.2L 5.2L
変速比 1速 N/A 2.866 【2.562】 2.562
2速 N/A 1.888 【1.761】 1.761
3速 N/A 1.480 【1.375】 1.375
4速 N/A 1.230 【1.133】 1.133
5速 N/A 1.064 【0.972】 0.972
6速 N/A 0.972 【0.882】 0.882
一次減速比/二次減速比 N/A 1.717/2.625 【1.863/2.625】 1.863/2.500
キャスター角度 ゜′ 28° 00′ 26°30´
トレール量 N/A 110mm 108mm
フレーム形式 セミダブルクレードル ダイヤモンド セミダブルクレードル
懸架方式 テレスコピック式 テレスコピック式 テレスコピック式
スイングアーム式 スイングアーム式 スイングアーム式
タイヤサイズ N/A 130/70B 18M/C (63H) 120/70ZR 17M/C(58W)
N/A 180/65B 16M/C (81H) 180/55ZR 17M/C(73W)
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク 油圧シングルディスク 油圧式ダブルディスク
油圧式シングルディスク 油圧シングルディスク 油圧式シングルディスク
税込み価格 N/A 1,100,000円【1,210,000円】 1,683,000円

まだスペックが未公開なので確定している部分だけ表にしました。公開され次第更新していきます。

エンジン

アフリカツインと同じ水冷2気筒SOHC4バルブ1082cm3エンジン

270°クランクエンジンでトラクションに優れ、6250回転から最大トルクを発揮出来る優秀なエンジンで高速走行よりも中低速でメリハリのある走行が得意。

フレーム

上の図画像はアフリカツインのフレームを反転させただけですが、HAWK11と見比べるとまったく一緒です。元々アフリカツイン自体がサイドケースパニアや大型のボックスを付けることを前提としているくらいなので剛性はかなり高いと思います。

メーター周り

Rebel1100と同じメーターです。

確認できる範囲で

  • デジタルスピートメーター
  • デジタルタコメーター
  • 燃料計
  • 水温計
  • ギアポジションインジケーター
  • 時計
  • ツイントリップメーター
  • 走行モード切り替え(STANDARDSPORTRAINUSERの4種)

ちなみに(P)とか(T)とか(EB)とか表示されているのは

  • パワーセレクター(P)(エンジンの出力特性)
  • セレクタブル トルク コントロール(T)(トラクションコントロール&ウィリーコントロール)
  • セレクタブルエンジンブレーキ(EB)(エンジンブレーキの強弱)

ほんのりETCライトがついていますが、Rebel1100はETC2.0標準装備です、HAWK11は標準装備かは不明

タンク周り

NT1100(20.0L)と比べるとタンク周りのボリュームが減ってます。

そして上から見ると相当シートが後に下がってる&バックステップ

足まわり

恐らくNT1100と共通でフロントは43mmインナーチューブのSFF-BP、リアのスイングアームも形的にNT1100と一緒みたいです。

さらに見た感じ17インチのホイールやブレーキもNT1100と一緒っぽいです。

カウル&ヘッドライト&テールランプ&ウインカー

  • 一体成型FRP製のロケットカウルです。
  • メリットは成形や着色の自由度が高い
  • 軽量
  • デメリットは高価、割れたら破損部のみ交換が出来ない(全交換)

灯火類の情報

  • オールLED
  • ウィンカーはいつものLEDウィンカー
  • ヘッドライトはCB650Rや旧CB1000Rと一緒っぽいです
  • テールランプはRebel1100と一緒です

その他装備

NT1100やRebel1100のようにクルーズコントロールはありません。おそらくグリップヒーターも無し。

明言されてませんが恐らく電子スロットル

走行モード切り替えや、出力変更、トラクションコントロールの強弱、エンジンブレーキの強弱もここで変更します。

身長180cm

ご覧の通り身長180cmでも両足の踵がつかない程度足つきが悪いです。

価格

価格に関してはまだ発表されていませんが、NT1100やRebel1100よりも電子デバイスは少なくなっており、また共通部品もRebel1100やNT1100などと多くコスト低減が図られています。

新規で設計された外装は、ロケットカウル、マフラー(サイレンサー)、燃料タンク、フロントフェンダー等、外装関係が多くアフリカツインと同じフレームとは思えないほどよく仕上がっています。

価格としては完全予想ですが130万〜140万前後だと思っています。しかしHAWKシリーズは昔から質実剛健で価格が安い傾向があるので、もしかしたら予想以上に安い可能性はあります。レブルシリーズと同じようなコンセプトだとユーザーとしては嬉しいですね。

まとめ

今回はDAX125同様に排気量が変わって復活したHAWK11について解説しました。HAWKといば族車なイメージを持たれがちですが、その歴史を調べるとCB400FOURが1976年に生産終了したためその後釜としてHAWKⅡを1977年に導入、価格を抑え、しかし質実剛健な設計から順調に売上を伸ばしました、また教習車になったりとバイクとしての素性も良く幅広いライダーに愛されたバイクです。

元々HAWKの始まりは、アメリカで1962年にドリームCB72のボアアップ版として「CB77 SUPER HAWK」を売り出したのがキッカケで、その後VTR1000Fを北米ではSUPER HAWK 996で売られたりと、HONDAの2気筒スポーツといえばSUPER HAWKと言われるくらい定着しています。

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